【本】がんばらない、がんばらない ひろさちや著
この本では、難解な仏教の教えを分かりやすく文章にちりばめながら、のんびり、ゆったりと人生を生きる喜びをどうしたら得られるかについて書かれている。
面白いのはひろさちやさんが、ただまじめに仏教を説く、と言うのではなく時々人間味のある自らの感情を語っているところ。
例えば、忍辱の項では、仏教は他人からの迷惑を耐え忍ぶ事が大切、と教えているとあるが、それに対してひろさちやさんは、
無際限に迷惑を耐え忍ぶべきであろうか。どうも、そこのところが難しい
と書いている。教え通りにいけば、確かにそれは素晴らしいのだが、耐え続けるのがよい事なのか、それは確かに難しい。
個人的にはこうした仏教の教えを知る事で、日常の行動の中に思考する時間が生まれること、が大切だと思う。腹がたったりイライラしてしまうとき、こんな考えもあるよね、という気づきが重要なんじゃないかと。
教えを完璧に守ることは素晴らしい。でも著者のように疑問を持ちながらも、考えの幅が広がる事によって、私たちの日常は豊かなものになるのではないだろうか。
第1章「あきらめ」のすすめのなかで著者は、
思うがままにならないことを、思うがままにしようとするな!
ということがわかれば仏教をわかったことになる、と書いている。
ついつい思うがまましたくなる自分にとって、この教えを実践するのは簡単ではない。
でもこれを知っていることで考え方に広がりが出来る。
この広がりが、のんびり、ゆったり過ごすことにもつながるのではないだろうか。
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