スマホ首が自律神経を壊す

「スマホ首」が自律神経を壊す 松井孝嘉 著

なかなか衝撃的なタイトル。面白い本です。

最初から少し話が逸れますが、私がヨガのレッスンの中で強く首を意識したのは2つのことがリンクしたのがきっかけ。ひとつはある雑誌に小さく掲載されていた外国のヨガ講師の方が首に関わるポーズについて書いていた記事と、今はもう私のレッスンには参加していないけれど、ヨガのレッスン後必ず頭痛がしていたという方のことです。

その方はアドバンスポーズもこなせるヨガ歴のわりと長い方で、初めてレッスンに参加してくれた際に先の話を聞いたのですが、後屈のポーズで強く反ることが気になりました。当時その記事を読んでいた私はその方に「後屈の時に首の反りを少し弱めてみたら」と話しました。その日頭痛はなく、またそれ以降も起こらなくなったとのことで、強く反りすぎて首の筋肉が緊張しそれが頭痛の原因だったのかもしれない。ちなみにその記事は「レッスン時の頚椎へのアプローチ」というようなものでこれ以降からさらに首への向き合い方について考えるようになりました。

はっきりした関係はわかりませんし限界まで反っても何も起こらないという方もいると思います。ただ、その方にとってはなんらかのトリガーになっていたのではないか。この地方の有名なラジオ番組のタイトルではないですが、反れば反るほど良いというものではないんだなーと思いました。

さて、本のお話。著者は全身の不調の原因は「首こり」だと言っています。タイトル通りスマホの使用について警鐘を鳴らしていて、スマホについて「未知なる敵」という表現を使っており、この便利な道具はどうやら私たちにとって「親愛なる友」ではないようです。

たくさんの症状を例に挙げて「首こり」の影響を解説していますが、私自身が以前抱えていた原因のわからない不調のいくつかは「もしかしてこれが原因だったのかな」と思うことがありました。ヨガを継続していると様々な症状が改善することがあるけれど、首と自律神経の関係などヒントになります。私もスマホの使い方をあらためて考えてみたいと思います。

「首にやさしく」が健康への1歩かもしれません。

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